ダイバーシティ推進において近年重要視されているのが、アンコンシャス(無意識)バイアスに対する研修や学習です。「無意識」バイアスはその言葉の通り、本人が自覚しづらい先入観、思い込みのようなもので、「育休を取る男性は昇進に興味がないのでは」「子どもがいる女性は仕事を減らした方がいいのでは」など、自分の判断だけで相手の仕事に影響を及ぼしてしまうことがあります。多様性を受け入れていくには、この無意識バイアスに気づき、意識的に修正していくための学習が必要になります。
本レポートでは、ダイバーシティ推進に積極的に取り組み、先進的な活動を行っているパナソニック コネクト株式会社 執行役員 常務の山口有希子氏(CMO/DEI担当役員)に、ダイバーシティ推進に必要な学びと取り組みのポイントについてお話を伺います。
聞き手は、チェンジウェーブ・取締役の大隈聖子です。
ダイバーシティ&インクルージョン推進の速度と社内の「納得感」を上げる! 鍵はアンコンシャス・バイアスの「数値化・可視化」にあり[H Rカンファレンスレポート]
ダイバーシティ推進において近年重要視されているのが、アンコンシャス(無意識)バイアスに対する研修や学習です。「無意識」バイアスはその言葉の通り、本人が自覚しづらい先入観、思い込みのようなもので、「育休を取る男性は昇進に興味がないのでは」「子どもがいる女性は仕事を減らした方がいいのでは」など、自分の判断だけで相手の仕事に影響を及ぼしてしまうことがあります。多様性を受け入れていくには、この無意識…