異業種で営業女性の育成と営業変革に取り組むプロジェクト、「新世代エイジョカレッジ(以下エイカレ)」で事務局を務めるチェンジウェーブは、営業の管理職に対してマネジメントに関するアンケート調査を行い、「エイカレ白書」として発表しました。
市場が激変し、組織・人材の多様化が進む中、「業績と組織コンディションを上げられる営業管理職の特徴」と「ダイバーシティが営業組織に与えるインパクト」を調査することによって、管理職の役割と組織のあり方を探るという目的のもと、エイカレ参加企業の管理職に対して調査したものです。
企業が管理職を登用する際に必要な条件についても、中央大学大学院・戦略経営研究科、佐藤博樹教授にご考察いただきました。
調査結果サマリー
- 営業管理職の65%が「2年以内に市場が構造変化する」と考えている
- 柔軟な働き方の実現が、「業績」と「組織満足度」双方を上げる
- メンバーが自分で営業の型を考えるスタイルが「業績」につながる
- 時短勤務者や育児・介護中のメンバーの有無は「業績」に影響しない(むしろ若干上がる)
- 管理職の情報アンテナの広さと戦略策定時間の長さが「組織満足度」を上げる
- 部下の人数と育成対象人数を少なくすることが「組織満足度」を上げる
考察
部下をマネジメントし、かつ戦略を立てられる、概念化する能力のある人材を管理職に登用することが重要である。
管理職、とりわけ課長では、プレイヤーとしての仕事が全体の4割を超えないようコントロールすることが必要である。言い換えれば、戦略策定・部下の育成など、マネジメントの時間を6割以上取れるようにすることが不可欠。
本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
http://eijyo.com/report/summit2018/
調査概要
調査機関:2018年8月~9月
調査方法:無記名のウェブアンケートにて回答
回答者 :課長級の営業管理職 21社161人
※新世代エイジョカレッジに参加経験のある企業
※2016年度もしくは2017年度に1年間継続して1つの組織をマネジメントした経験がある者
回答者の所属企業:カルビー株式会社、キリンビール株式会社、KDDI株式会社、コニカミノルタジャパン株式会社、サントリー酒造株式会社、サントリーフーズ株式会社、サントリービバレッジソリューション株式会社、株式会社JTB、新日鉄住金ソリューションズ株式会社、大同生命保険株式会社、武田薬品工業株式会社、中外製薬株式会社、帝人株式会社、株式会社デンソー、東急リバブル株式会社、株式会社ファミリーマート、株式会社富士通マーケティング、日本イーライリリー株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社、株式会社リクルート、リコージャパン株式会社